水質・底質調査
海岸での護岸工事に伴い、工事中の環境保全を目的とした水質調査及び底質調査を行います。海水は作業船からバンド-ン型採水器を用いて採取し、海底土は港研式(KS式)採泥器を用いて採取します。
水質調査では、工事中に現地で測定した濁度を、事前に作成した濁度とSS(浮遊物質)の相関式を用いてSSに換算し、監視基準値(バックグラウンド測定値のSS濃度差が10mg/l)との比較を行いました。
底質調査では、現地で採泥土の温度や色調、臭気や土質などについて確認したのち、室内にて有害32項目の底質分析を行いました。底質分析結果は、「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律(総理府令6,昭和48年)」及び「底質の暫定除去基準(環境庁水質保全局,昭和50年)」による判定基準との比較を行いました。