弾性波探査トモグラフィー
弾性波トモグラフィーとは、医療診断に使われているX線によるCTスキャナーの原理を応用した物理探査手法で、ボーリングおよび地表面を利用し、調査断面内の弾性波速度の二次元分布図が作成できます。
その方法は、探査対象領域を間隔の狭い格子で区切り、その領域を取り囲むようにできるだけ多数の起振点と受振点とを広く分布させておき(通常はコの字配列やπ字配列)、あらゆる方向に通過する多数の観測走時データを取得します。そして、取得データに基づく最適化自動処理及び速度分布に基づく波線追跡を行い、各格子の速度を求めて速度分布図を作成します。
この速度分布図を他のボーリング調査結果や原位置試験結果等と照合して、総合的な地質構造の判定や構造物の劣化診断評価等を行います。
その方法は、探査対象領域を間隔の狭い格子で区切り、その領域を取り囲むようにできるだけ多数の起振点と受振点とを広く分布させておき(通常はコの字配列やπ字配列)、あらゆる方向に通過する多数の観測走時データを取得します。そして、取得データに基づく最適化自動処理及び速度分布に基づく波線追跡を行い、各格子の速度を求めて速度分布図を作成します。
この速度分布図を他のボーリング調査結果や原位置試験結果等と照合して、総合的な地質構造の判定や構造物の劣化診断評価等を行います。