地すべり対策工の設計
市道の道路法面に発生した幅約70m、高さ約40m、斜面長約70m、地すべり最大鉛直層厚約17mの結晶片岩地すべりにおける対策工の実施設計を行いました。設計においては、まず重要な生活道路である市道の交通解放を行うため、 応急対策工として地すべりブロック外からの横ボーリング工を計画しました。
この横ボーリング工の施工時には毎分20L以上の湧水があり、暗渠工施工後は豪雨時での地下水位上昇量は10cm前後と極めて小さくなりました。
また、頭部滑落崖に設けた地盤伸縮計での変動は全くなくなりました。
恒久対策工は、比較検討結果から施工性や経済性等に優れたアンカー工(独立受圧板併用)と地すべりブロック内での横ボーリング工を計画しました。
この横ボーリング工の施工時には毎分20L以上の湧水があり、暗渠工施工後は豪雨時での地下水位上昇量は10cm前後と極めて小さくなりました。
また、頭部滑落崖に設けた地盤伸縮計での変動は全くなくなりました。
恒久対策工は、比較検討結果から施工性や経済性等に優れたアンカー工(独立受圧板併用)と地すべりブロック内での横ボーリング工を計画しました。