道路詳細設計
都市計画街路事業で計画決定された道路に関して詳細設計を行いました。計画道路幅員16.0m(両歩道)、計画道路延長L=320m。道路設計にあたっては、道路の果たす役割を十分に踏まえた上で道路利用者にとって必要な機能を確保する設計を行いました。
ダム建設に伴う付替林道の詳細設計を行いました。計画路線内の地形は45度前後の急斜面で、基盤岩には断層や破砕帯が多く確認されていたため、道路は極力切土を少なくした平面計画としました。また、縦断勾配はダムの湛水による影響や道路の排水勾配、また既設道路へのすり付け等を考慮して6%以下で計画しました。トンネル坑口での切土擁壁は施工性や経済性の面からもたれ式擁壁及びブロック積擁壁工とし、道路盛土部では、経済性等に優れた補強土壁工(ワイヤ-ウォ-ル工法)を採用しました。なお、仮設時の地山掘削における斜面の安定計算を行い、必要安全率が確保できないところにおいては、鉄筋補強土工の計画を行いました。